治験の正しい知識とプロセスを知る
治験の
正しい知識と
プロセスを知る。
未来の医療と、あなたをつなぐ安心のガイド。
世の中にある多くのお薬や治療法は、すべて厳しい検査を経て、安全性が確認された上で私たちの元に届いています。その最終段階にあたるのが「治験」です。「治験ってなんだか不安…」「どんなことをするの?」という疑問や不安を解消するために、定義から具体的な流れ、メリットやよくある質問まで、分かりやすく解説します。
治験とは何か?
薬ができるまでのプロセス
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新薬開発のステップ
1つの新しい薬が誕生し、医療機関や薬局で製造・販売されるまでには、約10〜15年という長い期間と、以下の4つのステップが必要となります。
- STEP1
基礎研究
自然界の物質や化学合成によって、新薬の可能性を持つ「成分」を発見・選定する段階。
- STEP2
非臨床試験(前臨床試験)
動物や培養細胞を用いて、安全性に大きな問題がないかを徹底的に調べる段階。
- STEP3
臨床試験(治験)
ヒトに協力していただき、実際の有効性と安全性を確かめる最終段階。
- STEP4
承認申請・審査
厚生労働省などの国の専門機関が厳しく審査し、承認されて初めて「新薬」となります。
- STEP1
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臨床試験の各フェーズ
治験には、段階に応じて主に3つのフェーズ(相)があります。
第I相試験少数の健康な成人を対象に、ごく微量を投与して安全性を確認する段階。
第II相試験少人数の患者さんを対象に、最適な使用量や目的とする効果、診察・検査データを確認する段階。
第III相試験多数の患者さんを対象に、実際の治療に近い形で、既存の標準治療やプラセボ(効果のない成分)と比較しながら、最終的な有効性と安全性を詳しく調べます。
治験はステップ1から3の段階を一つずつクリアしながら、慎重に計画に沿って進められます。前のフェーズで安全性が証明されない限り、次のフェーズに進むことは絶対にありません。
治験に参加するメリットとデメリット
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治験参加のメリット
最先端の治療へのアクセス
まだ一般の病院では利用できない、最先端の「新しい薬の候補」による治療を受けるチャンスがあります。
手厚い健康管理
治験中は、専門医や医療スタッフによる通常以上に綿密な検査や診察が頻繁に行われるため、ご自身の健康状態を詳しく把握できます。
負担軽減
治験に関連する検査費や薬代などの医療費が軽減されたり、交通費などの負担を補填する支援金(負担軽減費)が支払われる場合があります。
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治験参加のデメリット
副作用のリスク
開発中の成分であるため、予測しきれない副作用が現れるリスクがゼロではありません。
効果が不明確な場合がある
比較試験において「プラセボ(薬効成分のないもの)」のグループになった場合、新薬の候補による直接的な治療効果は得られません。
スケジュールやルールの遵守
正確な結果(データ)を出すために、服薬の時間や回数、通院日などを厳格に守る必要があり、日常生活に一定の制限が生じます。
治験の流れと参加方法
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治験の実施場所と参加資格
治験は、どの医療機関でも行えるわけではありません。十分な設備があり、専門の医師やスタッフ、コーディネーターが揃った、国の基準を満たす病院でのみ実施されます。
また、治験ごとに「年齢」「性別」「病気の種類や進行度」などの明確な基準(参加資格)が設けられており、誰でも参加できるわけではなく、事前の検査によって適切な候補者が選定されます。
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治験への参加手続き
- STEP1
検索・情報収集
サイトや病院の案内から募集中の治験を見つける。
- STEP2
申し込み・相談
担当窓口や主治医に相談し、参加の希望を伝える。
- STEP3
来院・事前検査
医療機関で詳しい健康状態の検査を行い、基準を満たしているか確認する。
- STEP4
治験の開始
定められたスケジュールに沿って通院や入院を開始。
- STEP1
よくある質問
治験薬には期待される効果だけでなく、副作用が発現する可能性があります。
食事や服薬、運動などについて制限が設けられる場合があります。
安全性に十分配慮したうえで実施されますが、副作用が発生する可能性はあります。
はい。ご本人の意思によりいつでも辞退することができます。
治験薬や治験に必要な検査費用は原則として治験依頼者が負担します。
試験内容によって異なります。比較試験の場合は別の治療やプラセボが使用されることがあります。
試験によっては健康な方を対象とした治験もあります。
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